賢治の「雨ニモマケズ」を読んでいると、この詩の「行ッテ」精神の実践者こそが当ブロ グの畏友、鎌田慧その人だと思い至る。彼が足跡を印した現場に虫ピンを刺していったら、その数が余りにも多すぎたために倒れてしまった。ノンフィクション 作家の研究をしていたある学者がこんなことを書いていたのを思い出した。
と、今度はその精神を地で行くジャ-ナリストがはるばる海の向こうからやって来た。イタリア人フリ-ランサ-のアレッシア・チャラントラさん(32)。 東日本大震災の直後、石巻市の惨状を報告するルポがイタリアのマスコミに掲載され、これが権威のある賞を受賞した。ところが、その筆者は現場には一度も足を運んでいないことが明らかになった。 アレッシアさんは自分もそういう目で見られていると思うと悔しかった。脱北者を中心に書いた北朝鮮ルポが優秀作品として認められ、その賞金を手に日本にやってきた。被災地に初めて足を踏み入れたのは震災から約4か月後。以来、今年の夏を含めて来訪は3回になる。 Continue reading
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August 2023
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